債務整理中の意味とは？債務整理の期間中に起こる影響を詳しく解説！

2022年9月8日2023年10月12日

こんにちは、「自己破産ドットコム」のコラムを執筆している司法書士の久我山左近です。

債務整理の手続き期間中に、ご自身にはどのような影響があるのでしょうか？また、債務整理にもいくつかの種類がありますので、それぞれの手続きでご自身への影響も変わってきます。

今回の自己破産ドットコムのコラムでは、債務整理の手続き期間中にどのような影響があるのかを司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。

今回の記事は借金で悩んでいる方にとって、とても有益な内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。

債務整理の期間中に受ける影響を司法書士がわかりやすく解説します。

まず、債務整理の手続きを始めてから終わるまでの期間のことを債務整理中といいます。その債務整理中ではご自身に対してどのような影響があるのでしょうか？

今回のコラムでは、債務整理の手続き期間中にどのような影響があるのかをわかりやすく解説いたします。

まずは、債務整理中の意味については債務整理の手続きによって違いがあります。それぞれの債務整理の手続きに分けて詳しく解説いたします。

任意整理は、弁護士や司法書士がご自身の代理人となり、相手の貸金業者と直接交渉して今後の利息をカットし、月々の返済額を減額して、その減額した借金を５年程度で返済して解決する手続きです。

個人再生は、ご自身の借金の総額を約５分の１に減額することを裁判所に認めてもらい、その減額した借金を３年から５年で返済して解決する手続きです。

任意整理は「貸金業者と直接交渉する」、個人再生は「裁判所を通じて手続きをする」という点に違いがありますが手続き後に返済していくという点は同じになります。

任意整理の場合

手続き開始	任意整理の依頼を受けたことを相手の貸金業者に通知する
第一段階	相手の貸金業者の減額交渉がまとまると返済がスタートします
第二段階	減額された借金を完済します
第三段階	ブラックリストじゃなくなり、また借り入れが出来るようになる

個人再生の場合

手続き開始	個人再生の依頼後に裁判所に個人再生を申し立てます
第一段階	裁判所に減額後の返済計画が認められて返済がスタートします
第二段階	減額された借金を完済します
第三段階	ブラックリストじゃなくなり、また借り入れが出来るようになる

債務整理中という言葉に厳格な意味はありませんが、一般的には第二段階の借金の完済が終わった段階で債務整理中ではなく、債務生後だと考えていいでしょう。

自己破産は、ご自身の所有している財産を処分する代わりに裁判所から借金のすべてを帳消しにすることを認めてもらう手続きになります。

自己破産の場合は、任意整理や個人再生と違って「返済」という行程がないため、もう少し単純な流れになります。自己破産は、手続きが認められた時点で債務整理中ではなくなります。

自己破産の場合

手続き開始	自己破産の依頼後に裁判所に自己破産を申し立てます
第一段階	裁判所に自己破産を認めてもらい借金が免除されます
第二段階	ブラックリストじゃなくなり、また借り入れが出来るようになる

ここまでの解説で債務整理中の意味が理解できたと思いますが、その債務整理中にご自身にどんな影響があるかを解説いたします。まずは、債務整理をすると、信用情報機関に事故情報が記載されますので、約５年程度の期間はローンやクレジットカードの利用ができなくなります。

以下の表で詳細を載せていますので、ぜひ参考にしてください。