こんにちは、「自己破産ドットコム」のコラムを執筆している司法書士の久我山左近です。
債務整理には任意整理、個人再生、自己破産の３つの種類がありますが、どの手続きを取っても会社や友人に知られることなくご自身の借金問題を解決することが可能です。しかし、どんな場合でも会社に秘密にして債務整理の手続きが可能なわけではありません。
今回の自己破産ドットコムのコラムでは、債務整理の手続きにおいて会社からの借り入れがある場合の取り扱いについて司法書士の久我山左近が詳しく解説いたします。
今回の記事は借金で悩んでいる方にとって、とても有益な内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
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会社からの借り入れを債務整理すると手続きすることが会社にバレます！
借金の返済が難しくなって債務整理の手続きを検討するにあたって、ご自身の職場である会社にだけは秘密にして手続きをしたいと考えている方がほとんどだと思います。また、債務整理の手続きには任意整理、個人再生、自己破産の３種類がありますので、それぞれの手続きについて会社に秘密にできるかどうかを詳しく解説いたします。
債務整理で会社からの借り入れがある場合はどうなる？
冒頭でもお話しをいたしましたが、どの債務整理の手続きを取っても職場である会社にバレる可能性はほとんどありません。
ただし、個人再生と自己破産はすべての借金が対象になりますので、もしも会社からの借り入れがある場合は会社も手続きの対象になりますので、会社に対して裁判所から通知が届くことになります。ですから、会社からの借り入れがある場合に限られますが個人再生と自己破産の手続きを会社に秘密にしての手続きはできないということになります！
会社から借り入れがある場合は任意整理で解決しよう！
個人再生と自己破産の場合は、すべての借金が手続きの対象になりますので、会社からの借り入れがある場合は会社に秘密にして手続きができないことは理解できたと思います。
会社から借り入れがある場合でも、会社に秘密にしてご自身の借金問題を解決したい場合には、会社からの借り入れを除いて、それ以外の借金のみを整理することができる「任意整理」の手続きでご自身の借金問題を解決するのがベストな選択になります。
任意整理は、弁護士や司法書士がご自身の代理人になり相手の業者と直接交渉して今後の利息をなくし、月々の返済額を減額して約３年から５年程度で借金の完済を目指す手続きになります。
この任意整理の手続きは、裁判所を通しませんので、とても柔軟性がある手続きです。今回のテーマである会社からの借金だけでなく、住宅ローンや自動車ローンを除いて、その他の借金のみを整理することができます。自己破産だと手放さなければならない自宅や自動車もお手元に残すことができます。また、同じような理由から保証人が付いている借金を外して、保証人に迷惑をかけることなくご自身の借金問題を解決することも可能です。
会社に秘密にしたいというだけでなく、同居している家族にも秘密にしてご自身の借金問題を解決したいと考えている方も多くいらっしゃいます。この場合に個人再生と自己破産では同居している家族の収入証明を提出しなければいけないという理由から同居している家族に秘密にしての手続きはかなり難しくなります。こうした場合での任意整理であれば同居している家族に秘密にしてご自身の借金問題を解決することができます。
今回のテーマの結論になりますが、もし会社から借り入れがある場合は任意整理の手続きでご自身の借金問題を解決することで、ご自身の職場である会社に秘密に解決ができます。また同居している家族に秘密にしたい場合にも任意整理での解決がベストな選択になります。
どうでしょうか、今回のコラム「債務整理の手続きで会社からの借り入れはどうなる？左近が解説します！」のテーマの解説は以上になります。
当コラムを運営する「自己破産ドットコム」では、借金のお悩みに関する無料相談だけでなく、今の月々の返済額がどれぐらい減額減るのかの借金減額無料診断を受け付けています。ぜひ、お気軽に当サイトの無料相談を利用して借金問題を解決していただきたいと思います。
それでは、久我山左近でした。
