こんにちは、「自己破産ドットコム」のコラムを執筆している司法書士の久我山左近です。
最初は、なんて便利なんだって思っていたリボ払いなんだけど、気が付いたら毎月手数料だけを支払ってるんだよ!
実はリボ払いの手数料は15%近いので、かなり高額の利息を支払っているのと同じことになるんじゃ!
そうなんだね〜!だから毎月支払っても全然残高が減らないんだね!
そうなんじゃ!今回の記事では、リボ払いの返済で悩んでいる方の解決方法を詳しく解説するぞ!
リボ払いの返済滞納に悩んでいる方は、自己破産という手段で解決できる可能性があります。
ただし、自己破産によって、リボ払いの借金を一気になくすことができますが、財産の処分や信用情報への影響などのデメリットもあります。
メリットと比較して、しっかりと検討してから、自己破産をするか決めることが重要です。
また、自己破産できる条件や、自己破産以外の方法も知っておく必要があります。
この記事では、リボ払いの返済滞納を自己破産で解決する場合のポイントや、他の解決方法についても司法書士の久我山左近が詳しく紹介いたします。
リボ払いの返済滞納に悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。
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リボ払いは立派な借金です!リボ払いの借金の解決方法を詳しく解説!
1.リボ払いとは?
リボ払いとは、クレジットカードの支払い方法の1つで、毎月一定額を返済することで、利用額を分割して支払うことができるカードの利用方法です。
リボ払いを利用し始めると、いろいろな買い物をしても毎月の返済額が抑えられますので、なんて便利なんだと感じますが、クレジットカードの限度額まで利用してしまうと、後は毎月の支払いが利息だけになり、そこで初めてリボ払いの怖さを感じることになります。
その理由には、リボ払いの利息が高いことが挙げられ、一般的な消費者金融のカードローンの利息とほぼ変りませんので、クレジットカードの限度額まで利用してしまうと、後は利息のみの支払いを続けられる方はほとんどになってしまいます。
そのため、リボ払いを利用しすぎると、借金が膨らんでしまい、毎月の返済が困難になることがあるのです。
2.自己破産とは?リボ払いの返済滞納を自己破産するメリットとデメリット
自己破産は、借金の返済が困難な状況にある人にとって、有効な解決方法となる場合がありますが、デメリットもありますので慎重に判断する必要があります。
自己破産は、最終手段であるため、事前に当事務所のような専門家の意見を聞くことをお勧めいたします。
1)自己破産とは?
自己破産とは、借金の返済が困難になった場合に、裁判所に申し立てをして、借金を免除してもらうことができる法的手続きです。
自己破産をすると、リボ払いを含むすべての借金がなくなりますが、一定の財産は没収されます。
また、自己破産をしたことが信用情報に登録されますので、5年間くらいは新たな借り入れやクレジットカードの利用が難しくなります。
自己破産は、借金の返済に苦しむ人にとって最後の救済手段ですが、それなりの条件や手続きが必要です。
2)リボ払いの返済滞納を自己破産するメリット
リボ払いを自己破産する1番のメリットは当たり前ですが、リボ払いの返済義務がなくなることです。
また、弁護士や司法書士に手続きをお願いすると、取り立てや返済をストップすることが可能です。
なお、パソコンやスマホなどの生活必需品はそのまま利用し続けることができます。
かなり大きな金額のリボ払いでも、免責さえ受けられればすべての返済義務がなくなりますので、再び新しい人生を始めることができます。
2)リボ払いの返済滞納を自己破産するデメリット
自己破産の1番のデメリットは、ご自身が所有する財産(不動産、自動車、保険関係など)を処分されてしまうことです。逆に言えば、高額な財産を持っていなければ、自己破産の1番のデメリットはないということでもあります。
信用情報に事故情報が登録されて、約年間くらいは新たな借り入れやクレジットカードの利用が難しくなります。(いわゆるブラックリストに載っている状態になります。)
また、弁護士や税理士といった資格や保険外交員や警備員といった職業は、自己破産で免責が受けられるまでは、その仕事が出来なくなります。
3.リボ払いの返済滞納を自己破産できないケース
リボ払いの返済滞納を自己破産できるかどうかは、裁判所の判断によります。
裁判所は、以下のような条件を考慮して、自己破産の申し立てを認めるか否かを決定します。
- 借金の総額と返済能力のバランス
- 借金の発生原因や経緯
- 借金の返済に対する姿勢や努力
- 借金の種類や債権者の状況
リボ払いの返済滞納を自己破産できないケースは、以下のような場合です。
- 借金の総額が少なく返済能力がある
- 借金の発生原因が不正や詐欺などの犯罪行為による
- 借金の返済に対して不誠実な態度や無責任な行動をとっている
- 借金の種類が公共料金や税金などの優先債権である
- 浪費やギャンブルなどによる借金である
このような場合は、自己破産で借金の免除が難しいケースもありますので、事前に当事務所のような専門家の意見を聞くことをお勧めいたします。
4.自己破産以外の解決方法
自己破産は、借金をすべて免除してもらうことができる債務整理の方法ですが、自宅や自動車などの財産を失ったり、お仕事によっては資格制限に該当するというデメリットがあります。
そこで、自己破産以外の解決方法として、任意整理や個人再生という選択肢との比較も必要になります。
1)任意整理
任意整理とは、裁判所を介さずに債権者と直接交渉を行い、今後の返済額や返済方法を新たに取り決め、返済していくタイプの債務整理の方法です。
裁判所が介入しないため、手続きは比較的簡単で、費用も安く期間も短く済みます。
また、任意整理は整理する借金を選択することができますので、自動車ローンを除いたり、保証人が付いている借金を除くといった柔軟な対応が可能です。
しかし、任意整理の場合は、基本は借金の現金は返済する必要がありますので、借金を大きく減額する効果はあまり期待できません。
一般的には、将来発生する利息のカットが主な内容となりますし、もし債権者が合意に応じない場合は、手続きが成立しないというデメリットもあります。
リボ払いの解決で、まだ利用残高が大きくなる前であれば、任意整理で解決されるのがベストな選択になります。
2)個人再生
個人再生とは、裁判所に申し立てることによって借金を大幅に減額(約5分の1まで)し、減額後の借金を3年から5年間で分割返済していく債務整理の方法になります。
基本的には自己破産とは違って、財産を残して手続きできますので、住宅ローン付きの家を残して債務整理したい方には最適な方法になります。
しかし、個人再生は手続きが複雑で時間がかかり、安定した収入が必要などの厳しい条件が必要になります。
なお、個人再生も自己破産同様にすべての借金が対象になりますので、自動車ローンがあれば自動車を引き揚げられますし、保証人が付いている借金があれば、その保証人に迷惑をかけることになります。
5.リボ払いと自己破産のまとめ
この記事では、リボ払いの返済滞納を自己破産で解決する方法について詳しく解説しました。
自己破産は、リボ払いの借金を一気になくすことができる方法ですが、財産の処分や信用情報への影響などのデメリットもあります。
また、自己破産できる条件や手続きも厳しいので、自己破産をする前に、他の解決方法(任意整理や個人再生など)を検討することが大切です。
リボ払いの返済滞納に悩んでいる方は、自分の状況に合った方法を選択して、早めに解決に向けて動きましょう。
どうでしょうか、今回のコラム「クレジットカードのリボ払いの返済滞納も自己破産で解決できる?」のテーマの解説は以上になります。
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それでは、司法書士の久我山左近でした!